みなさん、こんにちはジュンボナペティです。
ゴールデンウィーク明け
久しぶりに出社された方もいらっしゃるのかとも思いますが
如何でしょうか?
自粛解除に向けて、各県が基準を設けると言われていますが
基準もなく延長されている事の方が驚きな感じもしますが…
さてさて今回はハードボイルド作家 北方謙三氏の作品を紹介します。
北方謙三 黒龍の柩
北方謙三氏といえば言わずと知れた、ハードボイルド作家です。
「黒龍の柩」は新撰組の志士からみた幕末を描いた作品です。
著者の北方謙三氏といえば、
「水滸伝」「岳飛伝」「楊令伝」や「三国志」などの歴史ものが有名です。
そして主要な登場人物を惜しみなく、亡くしていきます。
そこには登場人物の生き様が刻まれているのです。
自分の人生を真剣に生き抜く男の姿に男女を問わず魅了された人も多いはずです。
また、小説にとどまらず、
Hot-Dog PRESSなどでの人生相談コラム「試みの地平線」も有名ですね。
さて、今回ピックアップした作品「黒龍の柩」ですが、
新撰組ファンでも、そうでない方も楽しめる作品です。
幕末の混沌とした状況を新撰組目線で描かれていて、
山南敬介の描き方も特徴があると思います。
ストーリーとしては池田屋事件から始まり、
五稜郭陥落までを描いておりますが、
そこには大胆な仮説があり、面白いです。
また、「クールな鬼剣士」として描かれることの多い土方歳三ですが、
今回の作品ではとにかく「熱い」そして「強い」です。
幕末という時代、それぞれにいろんな思いがあったと思いますが、
それぞれが真剣であったという事がこの作品から伝わります。
自分らしく、自分に誇りをもって、生き抜く姿には
学ぶものがあるのではないでしょうか?
余談ですが、北方謙三氏は売れない作家時代を振り返り、
当時の心境をこう語っています。
「人間は惨めなときがある。でも俺は大丈夫と思っていたから平気だった」
そう、ここでも、スピ廃人の皆様にも響くありがたい言葉ですね。
大丈夫と思っていたから平気だった。
つまり基準を外ではなく、内においているから、
現実への答え合わせは必要なかった。
いわゆる「なる」ですね。
※こちらも参考に
このようなご時世
人生に疲れた時は、
北方謙三氏のハードボイルド作品を読んで
自分の心を鼓舞するのも宜しいのではないでしょうか?
ではでは、よしなに~
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